育て方


刈り取った草を敷き重ねる「草マルチ」という方法で、
落ち葉の積もる森の腐葉土のように多様な菌、微生物、益虫の住む環境を整えています。 

農薬、肥料、動物性堆肥は一切使用せず、
野菜が本来の生命力で育つよう時間をかけて見守ります。


枯れ葉が土に還る

刈り取った草や収穫の終わった作物の蔓葉をその場に敷いて土に還します。草マルチは草が伸びすぎるのを防ぎ、土の乾燥や過湿を和らげ、生き物を増やし、土を豊かにします。

太ったみみず

土の中には植物の根が張り巡らされ、その周りに様々な土壌微生物が暮らしています。

この植物と生物による自然耕のおかげで土がふっくらと水はけ、水もちよく、植物の育ちやすい環境になっています。

よく根の張った葱

自然栽培の野菜はしっかりと土の中で根を張り、菌や微生物と共生することで必要な栄養を吸収し成長します。

キャベツ

自然栽培の野菜はゆっくり育つので細胞が丈夫です。健康な野菜は傷んだ匂いがしないため虫が寄ってくることはそれほどありません。クモ、カエル、テントウムシなどの益虫も住み着いて畑のバランスをとってくれます。


人参の種

固定種、在来種の野菜から自家採種を繰り返すことで、この土地の気候に適したおいしい野菜にしていきます。